2009年01月19日(月) 01時34分
米銀は融資積極化を=金融安定法の運用見直しでサマーズ氏(時事通信)
【ワシントン18日時事】サマーズ次期ホワイトハウス国家経済会議(NEC)委員長は18日、金融安定化法の運用見直しに関連して、「焦点は貸し出しと(運用の)透明性だ」と述べ、公的資金を受けた銀行による融資の積極化など、信用逼迫(ひっぱく)の解消策に焦点を合わせる考えを示した。CBSテレビの番組で語った。
同法が用意した公的資金枠7000億ドル(約63兆円)のうち、ブッシュ大統領は既に半分を使い切っているが、サマーズ氏は「国民は大きな恩恵を受けていると感じていない」と指摘した。
その上で、議会承認が必要な残り半分の支出について、「次期財務長官らが(ブッシュ政権とは)違うやり方で行うだろう」と指摘。貸し渋りの解消や、差し押さえに直面している住宅ローン債務者の支援策などに充てる考えを示した。
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