18日午前1時40分ごろ、浜田港沖の沖防波堤に浜田市の沖合底引き漁船第17宇野丸(75トン)が衝突、船長の木村登さん(55)=同市久代町=が胸の骨を折るけがをした。フィリピン人2人を含むほかの9人の乗組員は無事。浜田海上保安部は船長の居眠り操船とみている。
自力で入港した同船の船首は縦1.5メートル、横4メートルほどへこんでいたが、浸水や油の流出はなかった。同船は同型の僚船とペアで15日に浜田港を出港、1週間程度の操業予定だったが、僚船の機器が不調のため、ともに帰港中だった。
【写真説明】船首がつぶれた第17宇野丸