2009年01月19日(月) 08時24分
【鈴香被告控訴審】精神科医の証言は? きょう第5回公判(産経新聞)
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄の罪に問われ、1審で無期懲役判決を受けた無職、畠山鈴香被告(35)の控訴審第5回公判が19日午前10時から、仙台高裁秋田支部(竹花俊徳裁判長)で開かれる。8日に東京地裁で非公開で行われた、鈴香被告の鑑定人となった精神科医の証人尋問の内容などが報告される見通し。
■写真で見る■ 控訴審初公判のため仙台高裁秋田支部に入る検察側
前回公判では、殺害された2軒隣の米山豪憲君=当時(7)=の母、真智子さんが意見陳述。「被告に更生の機会が与えられる世の中なら絶望する」「豪憲を返してください。私たち家族は被告に死刑を望みます」などと述べ、改めて死刑を求めた。また、弁護側は請求していた精神鑑定を取り下げた。
1審判決によると、鈴香被告は平成18年4月9日、長女、彩香ちゃん=当時(9)=を藤里町の藤琴川の橋の欄干から突き落として殺害。同年5月17日、同町の自宅で、豪憲君の首を腰ひもで絞めて殺害、遺体を能代市の市道脇に遺棄した。
秋田地裁は、彩香ちゃんへの殺意や豪憲君殺害時の責任能力など検察側の主張をほぼ認定したが、計画性を否定し更生の余地ありとして死刑を回避。検察側、弁護側双方が控訴した。
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