2009年01月19日(月) 00時35分
札幌北洋HD、公的資金注入申請へ…数百億円を検討(読売新聞)
北海道を地盤とする第二地方銀行最大手、北洋銀行を傘下に持つ札幌北洋ホールディングス(HD、札幌市)が、金融庁に公的資金の注入を申請する方向で調整していることが18日、分かった。
健全な金融機関に公的資金を予防的に注入できる改正金融機能強化法(2008年12月施行)に基づく措置で、改正法活用の動きが明らかになるのは初めて。金額は数百億円になる見通しで、年度内の注入を目指す。
札幌北洋HDは、08年9月末の連結自己資本比率が9・20%。国内で営業する金融機関に必要な4%を大幅に上回る見通し。
ただ、不良債権処理費用が増える可能性もあることから、公的資金で財務基盤を強化する狙いと見られる。今後、他の地域金融機関にも公的資金申請の動きが広がる可能性がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000001-yom-bus_all