2009年01月19日(月) 18時23分
<読む政治>「消費税」蒸し返す自民(3止) 新たな造反、促す民主(毎日新聞)
持続可能な社会保障制度を構築するのに、もはや消費税論議は避けられない。しかし、急激な景気の悪化と迫りくる衆院選への不安が、自民党議員を浮足立たせる。国の将来よりも、まずは自分の選挙という感覚だ。
17日夜、東京都内の公民館。地元商店主らを集めた新年会で、自民党の若手議員が「国民に痛みを強いるのなら、政治家や行政も血を流さなければいけない。首相はあまりに説明不足だ」と訴えると「よしっ」「そうだ」と声が飛んだ。
「支持率2割の政権がやることか」。公然化する自民党内の首相批判を尻目に、民主党は新たな造反誘引策の検討を始めた。付則に増税時期が明記された場合、付則を削除する修正案を出し、踏み絵を迫る作戦だ。
民主党の国対幹部がつぶやいた。「消費税での自民党の分裂は、給付金の比じゃない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000014-maiall-pol