2009年01月19日(月) 21時31分
振り込め電話には演技で犯人情報を、神奈川県警が新捜査法(読売新聞)
神奈川県警は19日、県警職員の家族らに振り込め詐欺の電話にだまされた演技をしてもらい、犯人逮捕につなげる新たな捜査方法を発表した。県警によると、こうした手法は全国で初めてという。
県警によると、協力してもらうのは、県警職員約1万7000人のほか、その家族、県警OB、防犯ボランティアら。振り込め詐欺の電話を受けた場合に、現金の郵送先を聞いたり、犯人が自宅に訪れる時間を決めたりしてもらう。その後、直ちに通報を受け、姿を現した犯人を、待ちかまえていた捜査員が逮捕する。
捜査員が、これまで振り込め詐欺に使われた番号に一斉に電話をかけ、犯人側に「金が用意できた」などとだまし、振込先の口座番号を聞き出して、金融機関に照会。過去に犯罪に使われた形跡があれば、直ちに口座を凍結する手法も本格的に行う。
県警は、新しい手口に対抗するには、官民一体となった取り組みが不可欠と判断。「犯人をやりこめて、神奈川では振り込め詐欺はできないと思い知らせてやりたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000058-yom-soci