2009年01月18日(日) 12時36分
<センター試験>開始時刻繰り下げ…列車事故で埼玉・文教大(毎日新聞)
17日に実施された大学入試センター試験の英語リスニングで、岐阜大(岐阜市)の一つの試験室の監督者が誤って約25秒早く試験を終了していたことが分かった。18日の試験では、東武伊勢崎線が事故で運転を見合わせた影響で、文教大(埼玉県越谷市)が2時限目の数学(1)の試験開始時間を55分繰り下げた。3時限目以降も順次、開始時間を繰り下げる。
大学入試センターによると、リスニングでは試験の最後、ICプレーヤーの音声で「イヤホンを耳から外し、静かに机の上に置いて下さい」と伝える。監督者は受験生らがイヤホンを置くのを確認しただけで、本来の30分の試験時間が終わっていないのに終了を告げてしまったという。この試験室で受験した37人については、希望があれば24日に再試験を実施する。
また、東武伊勢崎線北越谷駅で18日午前、人身事故があり、同線は一時運転を見合わせた。このため文教大は数学(1)の開始時間を午前11時15分から午後0時10分に変更した。同大会場の志願者は1500人。数学(1)の受験者は827人だった。
大学入試センターによると、同線沿線の他の4会場のうち、獨協大では事故の影響で遅れた4人が試験開始時間を55分ずらして別室で受験。共栄大でも1人が21分ずらして別室受験した。埼玉県立大と平成国際大では、影響を受けた受験生はいなかったという。【加藤隆寛】
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