2009年01月18日(日) 02時09分
イスラエル、一方的停戦を宣言へ=治安閣議後、首相が発表−死者1200人超に(時事通信)
【エルサレム17日時事】イスラエル政府は17日夜(日本時間18日未明)の治安閣議で、パレスチナ自治区ガザでの一方的停戦の是非について協議する。AFP通信はイスラエル高官の話として、オルメルト首相が閣議後にイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘について、一方的停戦を宣言すると伝えた。昨年12月27日に始まった軍事作戦は、終結に向けた重大な局面に入った。
AFP通信によると、オルメルト首相とバラク国防相が治安閣議後に記者会見に臨み、議論の結果を明らかにするとみられる。
一方、ハマスは「(イスラエルの)停戦条件は受け入れられない」(在シリアの指導者メシャル氏)と主張しているが、この日もカイロに代表団を派遣、停戦交渉仲介者のエジプトと協議を行ったもようだ。
イスラエルは17日もガザ各地で空爆や地上部隊の砲撃を行い、ハマス関連施設の破壊を進めた。停戦入りを念頭に、可能な限り打撃を与えるのが目的のようだ。
こうした中、北部ベイトラヒヤでは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校が被弾し、ロイター通信によると子供2人が死亡した。AFP通信の集計では、作戦開始以降の死者はパレスチナ側で少なくとも1203人、イスラエルで13人となっている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090118-00000010-jij-int