2009年01月18日(日) 01時20分
心肺同時移植 「手術は成功」阪大病院が会見(産経新聞)
大阪大病院(大阪府吹田市)で行われた国内初の心肺同時移植で、手術は17日午後11時50分に無事終了、患者の容体も安定しているという。院内で会見した心臓血管外科の澤芳樹教授は「手術は成功。初めての移植としてはスムーズにいった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
阪大によると、心肺の提供を受けた30代の男性患者は、生まれた直後から肺や心臓に重篤な疾患を抱え、5歳でアイゼンメンジャー症候群と診断された。約6年前から喀血(かっけつ)がひどくなり、命にかかわるような場面もあった。
男性は手術前、医師団に「頑張って手術を受けます」と話していたといい、澤教授は「男性は約6年という長期間待機していた。手術に対し非常に強い意気込みを感じた」と振り返った。
男性の家族は「ドナーの方やご家族に感謝します」と話していたという。
【関連記事】
・
国内初の心肺同時移植へ 79例目の脳死移植
・
臓器移植 絶対的ドナー不足、不正確な情報で渡航も
・
臓器移植法 早期改正は世論の大勢だ
・
15歳未満の臓器移植「子供の提供意思」7割が尊重
・
76例目の脳死臓器移植 10代の女児らに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090118-00000501-san-soci