焼き物の産地・愛知県瀬戸市で、陶製ひな人形の出荷がピークを迎え、156種類の人形を作っている中外陶園では、従業員が箱詰め作業に追われている。
瀬戸の伝統的な「染付」で藍(あい)色に染められた「染錦親王雛(そめにしきしんのうびな)」や、レリーフ調の絵柄を浮き出させる新作の「錦彩立雛(きんさいたちびな)」などが人気を集める。
同社ではえとの置物も作っているが、不況で売れ行きが今ひとつ。鈴木政成社長(57)は「景気の悪い年だけに、きらびやかな人形を飾り、気分を明るく」と売れ行きに期待している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090118-OYT1T00137.htm