大手予備校「河合塾」(名古屋市)は17日、同日行われた大学入試センター試験「世界史A」で複数の正解が考えられる出題があったとして、大学入試センターに質問状を送った。同センターは内容を検討する。
河合塾によると、この問題は、中国の清朝末期に革命派が結成した「中国同盟会」という組織に関するもの。四つの選択肢を示し、正しい記述を一つ選ぶよう求めており、センターは正解を「〈1〉中国同盟会は日本で組織された」としたが、河合塾は「〈4〉孫文は清朝と交渉し、宣統帝を退位させた」も正解だとしている。桐原書店発行の教科書に〈4〉の内容を示す記述があるという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090118-OYT1T00054.htm