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2009年01月18日(日) 21時30分

<タクシー強盗>車奪い逃走 首切られ運転手重傷 北九州市毎日新聞

 18日午前3時10分ごろ北九州市小倉南区井手浦の市道で、近所の人から「うめき声がする」と110番があった。福岡県警小倉南署員が駆けつけたところ路上に「西南タクシー」(同市小倉北区大手町)運転手、高木裕さん(59)が首から血を流して倒れていた。高木さんは重傷。タクシー車両は奪われ、約12時間後、北西に約14キロ離れた同市八幡西区の路上で見つかった。同署は強盗傷害事件として、乗客を装った男の行方を追っている。

 同署の調べでは高木さんは同日午前2時半ごろ、同市小倉北区魚町のモノレール「平和通」駅付近で、60歳くらいの男を乗せた。目的地の井手浦で停車し、料金4200円を請求したところ、男はカッターナイフのようなものを見せて「金を出せ」と脅した。高木さんは男ともみ合いとなり、首を切りつけられたという。男が奪ったタクシー内には売上金約3万2000円があったという。

 車両は通行人の30代男性が八幡西区山寺町の路上で「血のりの付いた車がある」と警察に通報した。車内に売上金はなかった。

 現場はJR小倉駅の南約10キロの山間部。【長谷川容子】

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