2009年01月18日(日) 20時23分
<インフルエンザ>町田の病院、集団感染は106人に(毎日新聞)
東京都町田市の鶴川サナトリウム病院(日野研一郎院長)でインフルエンザが集団発生し入院患者3人が死亡した問題で都と病院は18日、新たに入院患者5人が発症したと発表した。いずれも症状は軽い。これでインフルエンザにかかった患者と病院職員は計106人になった。
病院によると、新たに発症したのは71〜89歳の男女5人。このうち72歳の女性はワクチンの予防接種を受けていなかった。病院は全員に治療薬のタミフルを投与した。肺炎を併発し重症だった84歳の男性も熱が下がり会話ができるまで回復した。他にも25人に発熱などの症状があるが、快方に向かっている。
都によると、町田市保健所が13日に病院へ調査に入ったところ、湿度が15%しかなく加湿器を使用するよう指示した。また都が14日に実施した調査の際には、病室に加湿器はなく湿ったタオルがぶら下がっていた。一般的にインフルエンザウイルスの繁殖を防ぐには50〜60%の湿度が望ましいとされている。都は加湿の状況が不十分だったとみて、感染拡大との関係を調査している。【堀智行】
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