2009年01月18日(日) 20時14分
<党大会>自民、民主が開催 衆院選にらみ対決姿勢鮮明に(毎日新聞)
自民党と民主党は18日、東京都内のホテルで定期党大会をそれぞれ開き、次期衆院選をにらみ対決姿勢を鮮明にした。麻生太郎首相(党総裁)は「経済危機への対応策を示せるのは自民党しかあり得ない。私が先頭に立って全力を挙げて戦っていく」と強調。これに対し、小沢一郎代表は「経済危機の今こそ大転換を成し遂げる好機だ。国の総予算を組み替え、税金の無駄遣いをなくし、国民生活を立て直す」と政権交代に強い意欲を示した。
麻生首相は、総額75兆円規模の経済対策を紹介し「生活者、中小企業、地方に重点を置いた。世界で最初に同時不況から脱出を果たすのが日本の役割だ」と訴えた。消費税を含む税制抜本改革を11年度から実施することにも意欲を示した。
一方、小沢氏は「自公政権が1日長く続けば、それだけ国民生活の被害が大きくなる」と厳しく批判。「私たちが国の仕組みを根本的に変える。『派遣切り』が進む一方で介護を担う職員が不足する現状を是正し、人材を生かし切るのが政治だ」と述べた。
自民党は「民主党が振りまく『政権交代』は幻想に過ぎない」とする09年運動方針を採択。民主党は「次期衆院選後、国民政権を担う」とする09年活動方針と、雇用悪化で仕事や住居を失った人を支援する特別アピールを採択した。【近藤大介、佐藤丈一】
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