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2009年01月18日(日) 18時58分

自民、民主が党大会…衆院選勝利、政権への意欲示す読売新聞

 自民、民主両党は18日、それぞれ党大会を都内で開き、年内に行われる次期衆院選での勝利に向け、政策や党組織の強化を進める方針を打ち出した。

 麻生首相(自民党総裁)は演説で、「経済危機にきちんと対応策が示せるのは、数ある政党の中で自民党しかありえない。先頭に立って、(衆院)選挙、景気対策、不況克服に向けて全力を挙げる」と政権維持への意欲を示した。

 また、消費税率引き上げについて、「大胆な行政改革が大前提だ」としながらも、経済の好転などを前提に2011年度から引き上げる意向を改めて強調した。

 大会では、現状を「立党以来、最大の危機」だとし、衆院選に向けて「戦う党組織」を再構築するとした運動方針を採択した。

 一方、民主党の小沢代表は「自公政権が一日長く続けば、それだけ国民生活の被害は大きくなる。国民の命と暮らしを守る新しい政権を樹立することを約束する」と述べ、政権交代への決意を表明した。

 その後、「衆院選で与野党逆転を必ず実現する」とした活動方針と、雇用のセーフティーネット(安全網)の再構築をうたった緊急雇用対策アピールを採択した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090118-00000035-yom-pol