2009年01月18日(日) 18時13分
<選抜女子駅伝>豊田自動織機が連覇 北九州大会(毎日新聞)
第20回記念選抜女子駅伝北九州大会(毎日新聞社など主催)は18日、時折小雨が降る中、北九州市役所前発着の一般5、高校6区間の各32.8キロで行われ、一般は豊田自動織機(千葉)、高校は立命館宇治(京都)が、ともに連覇を達成した。
豊田自動織機は、1区で1500メートル日本記録保持者の小林祐梨子が先頭に立つと、そのまま独走。昨年とほぼ同じ展開で、初優勝した前回より1分縮める好記録で他を寄せ付けなかった。2位は北京五輪マラソン代表の中村友梨香が5区で追い上げた天満屋(岡山)。九州王者の十八銀行(長崎)が3位に食い込んだ。
立命館宇治は、7位でたすきを受けた2区・夏原育美から3区間連続の区間賞で首位に立って後続を引き離し、全国高校駅伝3位の雪辱を果たした。昨年の都大路を制した豊川(愛知)は2位。3、4位には神村学園(鹿児島)、筑紫女学園(福岡)と九州勢が続いた。(スタート時の気象=くもり、気温8.2度、湿度66.5%、北北西の風2.0メートル)
◇豊田自動織機、タレントが力発揮し独走
豊田自動織機が豊富なタレントが力を発揮し独走した。1区の小林が1キロ付近で仕掛けて先頭に立ち、2位と20秒差でたすきをつなぐと、2区の永田がその差を41秒に広げて流れを引き寄せた。
天満屋は終始後手を踏む展開で、4区浦田、5区中村の追い上げも届かず2位。十八銀行は堅実につないで3位に入った。
◇スピードとレース巧者ぶり見せた立命館宇治
立命館宇治が圧倒的なスピードとレース巧者ぶりを見せた。1区は7位と出遅れたが、2〜4区の選手は焦らず徐々にペースを上げ、各区のラスト1キロ付近から一気に加速する走りで連続して区間賞を獲得。2位以下を突き放した。豊川は序盤から流れに乗れず2位。神村学園は5区・西田の活躍で3位。
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