鮮やかな紅色の果皮と濃厚な食味から「かんきつの女王」と呼ばれる「せとか」の出荷が17日、尾道市瀬戸田町のJA三原せとだ選果場で始まった。
初日は3戸の農家が2トンを持ち込んだ。直径8—10センチ(重さ300—400グラム)で糖度は13度。約20人のパートの女性らが大きさごとに選別し、化粧箱に詰めていった。3月初めまで24トンを広島市場などに出荷する。
せとかは2001年に品種登録された晩かん類。出荷5年目を迎えた瀬戸田町では現在、8戸が計90アールで栽培している。
【写真説明】箱詰めされる「せとか」