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2009年01月18日(日) 17時04分

イスラエルが一方的停戦=ガザ駐留は当面維持−ハマスのロケット弾攻撃続く時事通信

 【エルサレム18日時事】イスラエルのオルメルト首相は17日夜、テルアビブで治安閣議を開いた後、記者会見し、パレスチナ自治区ガザで続けていたイスラム原理主義組織ハマスに対する軍事作戦を停止すると宣言した。これを受け、イスラエル軍は18日午前2時(日本時間同9時)から一方的な停戦に入った。
 3週間余で1200人以上の犠牲者を出した大規模な戦闘は、終結に向けて重要な一歩を踏み出した。ただ、イスラエル軍は今後少なくとも数日間は現地での駐留を続ける見通しで、部隊撤収がスムーズに進むかどうかが停戦の成否を決めるカギになりそうだ。
 イスラエルの一方的停戦に対し、ハマスは「ガザに部隊がとどまる以上、戦闘を継続する」と主張。停戦発効後もパレスチナ側からイスラエル領内へのロケット弾攻撃は続き、イスラエル軍スポークスマンは「誰が発射したものであろうと、ガザの支配者であるハマスに責任がある」と強調した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090118-00000058-jij-int