大学入試センター試験は二日目の十八日、全国七百三十八の会場で、残る理科と数学を実施した。夕方には予定していた六教科二十八科目のすべての試験を終える。
埼玉県越谷市の東武伊勢崎線北越谷駅で人身事故が発生し、沿線にある文教大は午前中の「数学I・A」などの開始時間を五十五分繰り下げる措置を取り、八百二十七人に影響した。ほか独協大、共栄大も計五人が試験時間を遅らせて受験した。
十七日の英語のリスニングでは、東京都多摩市の多摩大で、新たに一人が機器の不具合を訴えたが、再テストを辞退していたことが判明。今年の再テスト対象者は計二百五十四人となった。うち再テストを受けたのは計二百四十九人。
岐阜市の岐阜大でも十七日、監督者が誤ってリスニングを約二十五秒早く終了させるミスがあり、受験生三十七人のうち希望者には二十四日に再試験を行う。
今年の志願者は五十四万三千九百八十一人で、昨年より五百九十六人増えた。センター試験利用校は過去最多の七百九十七校だが、不況の影響で国公立志向が強まっているという。