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2009年01月18日(日) 14時48分

闘病の子供が描いた絵入りチョコ=イラク支援で募金者に−NGO時事通信

 小児がんや白血病で苦しむイラクの子供たちを支援しようと、日本の非政府組織(NGO)などで結成された日本イラク医療支援ネットワーク(鎌田實代表)がバレンタインデーを控え、闘病するイラクの5人の子供たちがパッケージの絵を描いたチョコレートを、募金した人に贈るキャンペーンを展開している。
 絵柄は8種類で、愛らしい花の絵を描いたハウラさん(12)は南部サマワ出身。白血病と診断されたが、サマワに病院がないため200キロ以上離れたバスラで治療を受けている。「イラクが花でいっぱいになったらすてきでしょう」と語る。
 5人の子供のうち、バグダッドに住むアヤさん(10)は骨肉腫で片足を切断。ハニーンさんは昨年、卵巣がんのため11歳で亡くなった。
 同ネットワークの現地スタッフの報告によれば、イラク戦争の際に米軍が劣化ウラン弾を使用したとされる地域で小児がんなどの増加傾向が見られるという。
 募金は1口500円で4口から受け付け、イラクの4つの小児がん病院の薬代などに充てられる。鎌田代表は「病気の子供たちは薬不足で窮状に追い込まれている。薬を送り続けたい」と語った。募金の詳細は同ネットのホームページ(http://jim−net.net)。 

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