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2009年01月18日(日) 00時00分

鳥取主将は「20位台が目標」中国新聞

 郷土の誇りと意地を懸けて安芸路に挑む—。実業団選手がそろう中国5県の主将。アンカー、つなぎ、サポートとそれぞれの役割を担うレースに向け、意欲があふれていた。

 鳥取の田辺公大(マツダ、根雨高出)は「目標は20位台。順位変動が激しい区間なので流れを大事にしたい」。古里から初出場。たすきの重みを感じていた。

 「今年は一般、中高生とバランスが取れている。目標は入賞。3位も狙いたい」。地元広島の尾崎輝人(中国電力)は控えとしてチームを支える。「中高生にしっかりアドバイスしたい」。培ってきた経験で3年ぶりの入賞へ追い風を送る。

 勝負の行方を握る3区の3選手も気合十分だ。山口の油谷繁(中国電力、美祢工高出)はふるさと選手として初めて出身地から臨む。「入賞圏内でつなぎ、チームに貢献したい」。アテネ五輪マラソン5位の実力者は、期待を背負うレースを楽しみにしていた。

 岡山の松山孝(JFEスチール)は高橋洋(同)の故障で10日にメンバー入りを告げられた。「10位台を目指し、力を出し切りたい」と全力疾走を誓った。

 島根の平野護(安川電機、出雲工高出)は初めてアンカーを務める。23歳の若きリーダーは「島根の方々に自分の成長した姿も見せたい」と気を引き締めた。

【写真説明】健闘を誓い合う中国5県の主将。左から島根・平野、鳥取・田辺、山口・油谷、広島・尾崎、岡山・松山(撮影・天畠智則)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901180019.html