2009年01月17日(土) 14時35分
ソマリア派遣の中国艦、自国船だけ護衛…それでも米は評価(読売新聞)
【ワシントン=小川聡】ソマリア沖の海賊対策として中国が同海域に派遣した護衛艦3隻が、中国籍の船舶護衛に徹し、他国船舶の護衛にあたる取り組みはしていないことが分かった。
それでも米国は、中国の活動を評価しており、自衛隊法の海上警備行動では他国の船舶を守れないとして、海上自衛隊艦船の派遣に時間を要している日本とは対照的な様相を呈している。
米海軍ウィリアム・ゴートニー第5艦隊司令官が15日、国防総省で行った記者会見で明らかにした。司令官は、「中国の船は主に自国の船を護衛している」としながらも、「そのことで我々は別のどこかで活動できる。(中国の活動は)極めて前向きな兆候だ」と評価した。中国は活動実績を米側に事後報告しているが、事前に活動予定を知らせたり、調整することはないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000029-yom-int