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2009年01月17日(土) 14時14分

小室被告、罪状認める方針=著作権売却詐欺、21日初公判−大阪地裁時事通信

 楽曲の著作権売却を持ち掛け知人男性から5億円を詐取したとして、詐欺罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判が21日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれる。同被告は捜査段階で容疑を認めており、公判でも起訴事実を争わない方針で、量刑が焦点となる。
 小室被告は昨年11月に起訴され、3000万円の保釈保証金を支払って保釈された。
 弁護人によると、都内で音楽関係の知人宅に身を寄せ、被害弁済のための資金を集めている。保釈時に「また音楽で頑張りたい」と訴えた小室被告。不満は一切口にしていないといい、音楽活動を再開したい意向を持ち続けている。
 公判で検察側は、複雑な著作権制度の仕組みを悪用した手口を指摘するとみられる。弁護側は被告の弁済意志が固いことなどを訴え、寛大な判決を求める方針だ。 

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