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2009年01月17日(土) 13時05分

ハマスの武器密輸防止協力、米とイスラエルが調印読売新聞

 【ワシントン=宮崎健雄】ライス米国務長官とイスラエルのリブニ外相は16日、ワシントンで、パレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスの武器密輸防止に協力する覚書に署名した。

 イスラエルは、ガザ紛争の持続的な停戦には、ハマスの再武装阻止が不可欠と主張していた。

 覚書は、米国が北大西洋条約機構(NATO)やイスラエル周辺国と協力し、密輸監視網を強化。イスラエルとの情報共有を進めるほか、治安部隊の訓練や技術的支援を行い、武器や爆発物のガザへの流入阻止に協力するとしている。密輸に関与するイランなどへの制裁強化も検討する。イスラエルは欧州諸国とも同様の協力を行う方針だ。

 ライス長官は調印式で、「覚書により、国際社会が停戦持続に貢献する様々な手段をとることができるようになる」と強調。リブニ外相も、覚書調印は停戦に「欠かせない要素として重要だ」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000022-yom-int