神奈川県大磯町に江戸時代から伝わる火祭り行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「左義長(さぎちょう)」が17日、同町北浜海岸で行われた。
砂浜には、青竹とわらで編んだ高さ約10メートルの「斎灯(さいと)」9基が設置され、周りには、正月飾りや、だるまなどの縁起物が結わえ付けられた。午後7時、地元保存会のメンバーらが、斎灯に一斉に点火すると、真っ暗な海岸に炎が勢いよく立ち上った。
訪れた見物客らは、斎灯のおき火であぶった団子をほおばり、1年の無病息災を願っていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090117-OYT1T00802.htm