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2009年01月17日(土) 21時18分

25年前の給湯器、高齢夫婦がCO中毒死…ファン故障で使用読売新聞

 17日午前4時45分頃、岐阜市島栄町、無職木田順蔵さん(82)方で、木田さんと妻登喜子さん(80)が倒れているのを家族が見つけ、119番した。

 木田さんはすでに死亡、登喜子さんも搬送先の病院で死亡が確認された。死因は2人とも一酸化炭素(CO)中毒。岐阜北署はガス給湯器の不完全燃焼が原因とみて調べている。

 発表によると、木田さんは1階の洗面所で、登喜子さんは洗面所隣の寝室で倒れていた。洗面所に設置されていたガス給湯器はパロマ工業(名古屋市)製。発見時は使用状態で、水が出しっぱなしだった。

 また、給湯器の換気を行う外付けのファンは故障しており、電源コードが抜かれていた。洗面所の窓を閉め切ったまま、給湯器を使用中、何らかの原因で不完全燃焼が起きたとみられている。

 パロマ工業広報室によると、この給湯器は約25年前の製造で、使用の際は換気扇などによる換気が必要なタイプだった。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090117-OYT1T00714.htm