大学入試センター試験が17日午前、全国738会場で一斉に始まった。
試験は18日までの2日間で、志願者は昨年より596人多い54万3981人。1990年の第1回以来、利用する大学と短大は増え続けており、20回目となる今回は過去最多の797校となった。募集定員(予定)に対する志願倍率は、過去最低だった昨年の3・03倍をさらに下回り、3・00倍となった。
大学入試センターによると、志願者はピーク時の2003年には60万2887人にのぼったが、少子化の影響によりその後は減り続け、今年は昨年に続いて55万人を割り込んだ。
センター試験を利用する大学の数は、受験生確保などの目的から毎年増え続けており、今年はすべての国公立大156校に加え、私立大の8割以上にあたる487校、短大154校が参加した。
センター試験の開始当時は40%近かった浪人生の比率は、大学に入りやすくなった受験事情を反映して減少しており、今年は初めて2割を下回って19・5%となった。
初日は、午前9時半からの「公民」を最初に、「地理歴史」「国語」「外国語」と続く。夕方には、今年で4回目となる英語のリスニング(聞き取り)テストも実施される。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090117-OYT1T00379.htm