2009年01月17日(土) 23時12分
韓国と「全面対決態勢」 北朝鮮軍部が警告声明(産経新聞)
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部報道官は17日、韓国の李明博政権が北朝鮮との対決路線を選択したと非難する声明を発表し、「われわれの革命的武装力はやむなく、それを粉砕するための全面対決態勢に突入することになるだろう」と警告した。朝鮮中央通信などが伝えた。この声明発表を受け、韓国軍の合同参謀本部は陸海空軍全軍に警戒態勢強化を指示した。
北朝鮮の総参謀部が公式的な声明を発表するのは極めて異例。朝鮮中央テレビには軍服を着た総参謀部報道官が出演し、声明を読み上げる映像が流れた。報道官は「強力な軍事的対応措置が後に続く」と強調し、南北間で対立が続いている朝鮮半島西方の黄海での軍事衝突の可能性を示唆した。韓国政府に圧力を加える目的があるとみられ、南北間の緊張が高まっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000574-san-int