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2009年01月17日(土) 20時18分

センター試験始まる…全国738会場で54万人スポーツ報知

大学入試センター試験の会場で、試験開始を待つ受験生

 入試シーズンの本格的な幕開けとなる大学入試センター試験が17日、全国738の会場で始まった。日程は18日までの2日間。初日は公民、地理歴史、国語、外国語の筆記試験に加え、英語のリスニング試験が行われた。

 志願者は昨年度より596人多い54万3981人で、今春に高校を卒業予定の現役生が過去最高の79・3%。例年、受験者が最も多い外国語は、志願者全体の92・1%となる50万1115人が挑んだ。

 大学入試センターによると、福井大の文京キャンパス(福井市)で、監督者の勘違いで国語の試験を約1分早く終了するミスがあり、影響を受けた77人のうち希望者には、24日に再試験を実施する。

 東京都と埼玉県の2会場(計61人受験)でも、チャイムの故障などで公民の試験の開始と終了が1—3分前後ずれたが、時間自体は配分通りだったため、再試験の対象にはしない。

 公民の「倫理」は解答の選択肢1か所に記述の誤りがあり、試験冒頭に訂正内容を説明。地理歴史の「地理B」、外国語の「英語(筆記)」では誤字があったが、「正解を導く上で支障がない」とし、受験生への説明はなかった。

 センター試験を利用する国公私立の大学・短大は昨年より20校増え、過去最多の797校。大手予備校などは、不況の影響から学費の安い国公立や自宅から通える地元の大学を目指す傾向が強まっていると分析している。18日は理科と数学の試験が行われる。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090117-OHT1T00098.htm