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2009年01月17日(土) 19時37分

複数の学生、叫び声聞く…中大教授刺殺事件スポーツ報知

 中央大理工学部の高窪統(はじめ)教授(45)が刺殺された事件で、現場の後楽園キャンパス一号館4階で、事件が起きた時間帯に複数の学生が叫び声を聞いていたことが17日、警視庁富坂署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部によると、高窪さんが4階のトイレ内に倒れているのを留学生が発見。留学生は驚いてすぐには声を出せなかったと話しており、複数の学生が聞いた叫び声は犯人か高窪さんの声とみられる。

 また高窪さんの遺体の傷から、未発見の凶器は刃幅が狭く鋭利な片刃とみられることも新たに判明。高窪さんの上半身には体を貫通したとみられる深い刺し傷もあり、凶器は刃渡りが長かった可能性が強い。

 犯人とみられる黒いロングコートの男は返り血を浴びているとみられるが、これまで有力な目撃情報は寄せられていない。捜査本部はキャンパスにいた学生らへの聞き込みを続ける一方、現場周辺で防犯カメラの映像の回収を進め、犯人が逃げた経路の解明を急いでいる。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090117-OHT1T00236.htm