新潟県などは17日、担い手不足に悩む農林漁業への就業希望者に対する相談会を新潟市で開催した。約70人の採用枠に対し、派遣切りにあった失業者ら約100人が会場を訪れた。
雇用情勢の悪化を受け、県や農協などで構成する「県農林漁業担い手対策推進会議」が急きょ開催した。農業法人や森林組合ら11団体が会場内にブースを設置。参加者は稲作や養豚での作業について質問していた。
野菜や果樹の栽培を営む農業法人の担当者から説明を受けた新潟市の20代男性は「家業の手伝いをしているが、景気の悪化で経営が苦しく、職を探しに来た。農業に興味はあるが、やり遂げるには強い意志が必要そうだと感じた」と話した。
相談会は、今月19日と20日にも県内2か所で開かれる。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090117-OHT1T00209.htm