2009年01月17日(土) 22時50分
「裁判員制度」「派遣」キーワードずらり センター試験(産経新聞)
「裁判員制度」「派遣」「ワークシェアリング」…。17日に行われた大学入試センター試験の公民(現代社会、倫理、政治・経済)では、現代の世相を示す最新キーワードが随所にちりばめられた。一方、古事記や落語といった古典から日本人の死生観などを問う設問もみられた。
現代社会では、第1問から「裁判員制度」を取り上げた。親子の会話から裁判員制度導入の理由や司法制度の問題点を指摘し、「市民感覚を取り入れることで、より妥当な結論に近づくこともある」とさりげなくアピール。
「ワークシェアリング」「派遣」などのキーワードは政治・経済で登場。日本の雇用形態の多様化や年金問題に言及し、新たな就業形態として、ワークシェアリングを「雇用の維持・創出を図るために労働者一人当たりの労働時間を短縮すること」と説明している。
さらに政治・経済では、インターネットによるプライバシー侵害にも触れ、新しい人権として「アクセス権」や「知る権利」などを紹介。一方、倫理では古事記や狂言「節分」、落語「品川心中」といった古典から、日本人の「他界」観を考えさせている。
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