2009年01月17日(土) 08時57分
「きずな感じる」「語り継ぐ」=親子連れ、若い世代も−阪神大震災追悼の集い(時事通信)
阪神大震災の追悼の集いが開かれた神戸市中央区の東遊園地には17日、夜が明けきらないうちから、多くの遺族らが集まった。「犠牲者とのきずなを感じる」「語り継ぎたい」。浮き上がる竹灯籠(とうろう)のあかりに手を合わせ、目を閉じて祈る人の中には、親子連れや若い世代も目立った。
今年成人式を迎えた神戸市灘区の天畠裕大さん(20)は、おばを亡くした。「泣いている人やよそから来た人、いろんな人が来ている。こうして伝わっていくんだ」と思いをかみしめた。
当時大学生だったおいを亡くした会社員大谷直子さん(56)は広島市から初めて参加。「映像で見るのと実際に見るのとは違う。亡くなった人たちとのきずなを感じる」と感慨深げだった。
【関連ニュース】
・
焼け残った「神戸の壁」移設=震災傷跡伝え、淡路島の公園に
・
震災対処にノウハウ作り=多国語で放送、人材養成も
・
「希望の灯り」今年も=震災年生まれの中学生も参加
・
犠牲者17人の名前を追加=震災モニュメント
・
神戸ルミナリエ開幕=テーマは「無限の光」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000037-jij-soci