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2009年01月17日(土) 08時03分

阪神大震災から14年… 県内各署で災害訓練 和歌山県警産経新聞

 阪神大震災(平成7年1月17日)から14年がたつのを前に16日、和歌山県内の警察署で大規模地震に備えた災害対策訓練が行われた。県警では大震災後、県内で震度6強の揺れを観測した場合と、大津波警報が発令された場合には全職員が職場に集まる、というマニュアルを設けている。

 和歌山西署ではこの日、紀伊半島沖を震源とする東南海・南海地震が発生し、和歌山市内で震度6強の揺れを観測した−との想定で訓練を実施。署員約170人が参加し、エンジンカッターやチェーンソー、ミニレッカーなどの災害用機材の習熟訓練を行った。

 署内の会議室には災害警備本部が設けられ、県庁南別館(同市湊通丁北)の屋上に取り付けたテレビカメラの画像をモニター画面に映し出し、被害状況を確認した。

 橋本や白浜、新宮の各署でも機材の習熟や被害調査などの訓練を行った。湯浅署では同様の訓練に加え、地元ラジオ局に緊急割り込み放送をして住民に地震情報を伝える手段を確認した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000027-san-l30