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2009年01月17日(土) 20時47分

財産管理をするはずが… 認知症の高齢者からの預かり金を着服 産経新聞

 滋賀県栗東市の市社会福祉協議会は17日、前事務局長の男性(53)=16日付で懲戒解雇=が認知症の高齢者などからの預かり金42万7000円を着服していたと発表した。さらに約846万円の使途不明金も発覚、前事務局長はすでに全額を返済しているが、同協議会は県警に告訴する方針。

 同協議会によると、昨年12月26日夕に「事務局長が金庫を開けている」という通報があり、翌27日から調査。金庫から、認知症などで財産管理ができない人の金銭を管理する「地域福祉権利擁護事業」として、3人から預かっていた現金42万7000円がなくなっていたという。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000566-san-soci