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2009年01月17日(土) 20時42分

首相、衆院選「争点は景気一本だ」 産経新聞

 自民党の麻生太郎首相は17日、党本部で開かれた党青年局・女性局合同会議で講演し「(次期衆院選の)争点は景気対策一本。それ以外の争点はない。不況を乗り切る経済対策ができるのは自民党しかない」と強調し、経済対策で衆院選を戦う考えを表明した。さらに「乗り越えられなかった不況は一度もない。楽観主義でやりきる気迫を忘れてはいけない」と述べた。

 全国幹事長会議では、定額給付金について「意見はあろうが、景気対策からも個人消費からもぜひやり抜かなければならん」と実施に強い意欲を示した。平成21年度予算案については「予算を上げることが一番の景気対策」とし、改めて早期成立に意欲を示した。

 細田博之幹事長は「全治3年ではなく、できるだけ早期に景気を回復させ、年金や医療問題に適切に対応して、選挙で堂々と勝利を収めたい」と述べた。

 会議では、離党した渡辺喜美元行革担当相や麻生政権に批判的な中堅若手の動きに「立党以来、最大の危機を迎えている中、一部国会議員の首相批判は目に余る」(和歌山県連)などの批判が出た。細田氏は「最後はきちんと締める」と応じた。

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