2009年01月17日(土) 20時39分
国連機関の学校をイスラエル軍砲撃、少年2人死亡(読売新聞)
【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ北部のベイトラヒヤで17日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校が、イスラエル軍の砲撃を受けた。
UNRWA報道官によると、校舎に避難していた少年2人が死亡した。
報道官は、校舎内には当時約1600人の避難民がおり、イスラエル軍もそれを把握していたにもかかわらず、数発の砲弾が校舎を直撃したと主張している。そのうえで「戦争犯罪に相当するかどうか、調査が必要だ」と訴えた。
国連施設が被害を受けるのは、イスラエル軍がガザ攻撃を開始した昨年12月27日以来、少なくとも3度目。
今月6日には別の国連学校が砲撃を受け、避難民約40人が死亡している。ガザでは、約3万人が戦闘を避け、国連が学校などに設けた避難所で生活している。
イスラエル政府が17日夜、「一方的な停戦」を決めるとの見方が強まる中、同国軍は駆け込み攻勢を強めており、16日夜から17日にかけて約50か所を空爆した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000052-yom-int