2009年01月17日(土) 19時44分

＜将棋＞深浦長考、激戦へ…王将戦・第１局（毎日新聞）

　徳島県鳴門市の大塚国際美術館で１７日に始まった羽生善治王将（３８）と挑戦者・深浦康市王位（３６）の第５８期王将戦七番勝負の第１局（毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、同美術館協賛）は午後６時、羽生が６６手目を封じて１日目を終えた。持ち時間各８時間のうち、消費は深浦４時間１４分、羽生３時間１２分。１８日午前９時、再開する。

　０８年は十九世名人の資格を獲得したが、竜王戦で大逆転負けを喫し、「永世７冠」を逃した羽生。０７、０８年と２年続けて王位戦で羽生を破り、「羽生キラー」の呼び声が高まる深浦。両雄による将棋界初の美術館対局は、先後同型の角換わり相腰掛け銀から、深浦が定跡通りに仕掛けた。

　双方ともに妥協する気配はない。羽生は７六歩（５６手目）から反撃した。深浦は大長考して８六同歩（５９手目）としたあと、３三歩成（６５手目）と攻めかかる。激しい戦いに突入したところで、指し掛けの時刻を迎えた。【山村英樹】

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