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2009年01月17日(土) 19時26分

オバマ氏就任祝いに「青カビ入りチーズ」 フランス、関税再検討期待産経新聞

 【パリ=山口昌子】オバマ次期米大統領の就任祝いに、フランス特産の青カビ入りのチーズ、ロックフォールが贈られることになった。贈り主は仏南部ミディ・ピレネー地方のマルヴィ地方議会議長(社会党)で、同地方のアヴェロン県はロックフォールの特産地として知られる。

 米国は15日、欧州連合(EU)が成長促進ホルモンを使った米国産牛肉の禁輸を決めたことに対する報復措置として、ロックフォールの関税を現行の100%から300%に引き上げることを決めた。

 議長は「オバマ新政権に、もっと知的な態度でこの問題を再検討してもらいたい」と述べ“ロックフォール効果”に期待を寄せている。

 米国とオーストラリアは、EUがロックフォールなどの特産品保護のために原産地呼称の厳守を決めたことに対しても、「農産物を差別的に扱っている」として世界貿易機関(WTO)協定に違反すると指摘するなど、食品を巡る対立が激化している。

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