2009年01月17日(土) 18時37分

＜全日本卓球＞平野、石川組が福原、照井組に完勝して初優勝（毎日新聞）

　卓球の全日本選手権第５日は１７日、東京体育館で４種目を行った。女子ダブルスでは平野早矢香（ミキハウス）石川佳純（ミキハウスＪＳＣ）組が、連覇を狙う福原愛（ＡＮＡ）照井萌美（早大）組をストレートで降し、初優勝した。

　中学２年生の谷岡あゆか、鈴木李茄組（エリートアカデミー）は準決勝で平野、石川組に敗れたが、中学生ペアで初の４強。

　男子ダブルスは岸川聖也（スヴェンソン）水谷隼（明大）組が時吉佑一・横山友一組（グランプリ大阪）を圧倒し、３連覇を果たした。男子シングルスは、３連覇を狙う水谷が４強に勝ち上がった。

　○…男子ダブルスで３連覇を遂げた岸川・水谷組。決勝もストレート勝ちし、貫録を見せつけた。

　ところが、２人はこの試合の前にシングルス準々決勝で対戦したばかり。最終７ゲームまでもつれる接戦で水谷が岸川を破ったが、そのライバルがすぐにペアを組むとあって「戸惑いました」と岸川。複雑な心境を乗り越えてダブルスの表彰台に上がった水谷は「やりづらさもあったが、こういう経験も大事」と笑顔をのぞかせた。

　○…日本オリンピック委員会が昨年設立した「エリートアカデミー」の１期生、谷岡と鈴木の中学２年生ペアが準決勝まで勝ち上がる大健闘。最後は平野、石川組にストレート負けしたが、「ベスト４まで行けるなんて考えもしなかった」と谷岡。

　親元を離れて東京・ナショナルトレーニングセンターで英才教育を受けている。目標は２０１６年五輪だが、今回の結果を受け、鈴木は「（１２年の）ロンドンも目指せるものなら努力して狙いたい」と声を弾ませた。

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