2009年01月17日(土) 17時00分
【シネナビ】「レボリューショナリーロード」(夕刊フジ)
あの「タイタニック」の純愛コンビ、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが、11年ぶりに共演して再びラブシーンに挑んだ。そう聞くとウットリ系のラブ・ロマンスを思い浮かべるだろう。しかしこの作品は正反対。夫婦生活、結婚の現実を生々しく描き出し、見る者の胸をえぐる。
問題のラブシーンも実に即物的だけにリアルでエロい。心が離れかけた2人が人生をパリでやり直そうと決意し、互いへの情熱を取り戻すシーン。決意の高揚感はそのまま欲望に直結し、キッチンでゴー。むさぼりあうような激しいキスの後、服も脱がずに立ったまま即、挿入。ガンガンに突いて果てるのも早いが、2人とも震えるように一点で感じているのが伝わってきて思わず生ツバゴックン。全編を通してだが、このエロシーンもさすがの名演!
さらに妻は、好きでもない隣人と一発。そのシーンもさらに即物的で、さらにエロ。「どこかもっとロマンチックな場所で」と言う男に「ここでいい。早く!」とピシャリ。車の中で、またも服を脱がずに交わるのだ。
新天地で暮らす夢が妊娠によって破れかけた焦り、決意を翻そうとする夫への怒りや失望が、好きでもない男とのセックスに走らせる。その気持ち、わかる! 女ならその欲望や言動が、生理的に理解できるのだ。
人間ドラマとして衝撃的な傑作だが、問題のエロシーンだけでも、また女の性を目撃するだけでも一見の価値あり!
「レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで」。24日より東京・丸の内ピカデリー1、大阪・梅田ピカデリー他全国公開。
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