2009年01月17日(土) 16時59分
「スワローズつぶすな」球団ピンチにカネヤン投魂注入(夕刊フジ)
「スワローズをつぶすな」と400勝投手の金田正一氏(75)が、強烈なエールを送った。
ヤクルトは16日、都内でスワローズOB会を開催。2002年から始まったこの会に、初めて金田氏が出席し、健在ぶりをアピールした。
乾杯のあいさつに立った金田氏は「国鉄がヤクルトに乗っ取られて今年で40年。スワローズが消えたら、金田も消える。ヤクルトは大変だけど、つぶさないでほしい。厳しい世の中ですけど、根気よく面倒みてください」と金田節を炸裂(さくれつ)させ、会場を沸かせた。
ヤクルトは01年を最後に優勝から遠ざかり、今年で3年目を迎えたクライマックスシリーズにも1度も出場できず低迷。観客動員数も年々減っており、球団がピンチであることはOBの金田氏も気にしているようだ。
さらに「若松が殿堂入りしたが、若松の1番と、金田の34番は永久欠番にしないとダメですよ」と訴えた。若松勉氏の「1」は半永久欠番扱いだが、金田氏の「34」は外国人選手がつけることも多く、今年からルーキーの八木亮佑投手に与えられるなど、完全に軽視されている。
今年のOB会参加は60人。若松氏が初参加したものの、今まで古田前監督を始め、楽天・野村監督、広岡達朗氏といった監督経験者はOB会には1度も姿をみせていない。こういった個性あふれるメンバーが一堂に会したら、とんでもないことになりそうだが、金田氏に負けないようなパワーでヤクルトも低迷から脱出したいところだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000012-ykf-spo