2009年01月17日(土) 16時59分
笑顔と気合ON…長嶋茂雄ドリームプロジェクト開催(夕刊フジ)
「長嶋茂雄ドリームプロジェクト2009」が17日、千葉・幕張で開催。2005年から昨年までの「長嶋JAPANドリームプロジェクト」の名称を変更したものだが、継続は力なり。病に負けず、連日のリハビリの成果で元気な長嶋さんの笑顔がファンを勇気づける。
04年のアテネ五輪終了後、長嶋ジャパンのメンバーが野球の伝道師になって、次代を担う子供たちと一緒に遊ぶスペシャルな1日。これが「長嶋茂雄ドリームプロジェクト2009」のうたい文句だ。
「日の丸を背負って戦った選手には、野球の伝道師になってほしい」という長嶋監督の熱い思いから始まったイベントだが、自らも病にもめげず、再起して子供たちだけでなく、全国のファンを勇気づけている。
「ミスターもオレも日本代表監督をやった後に病気になってしまったが、そのためにみんなが病気にならないように気をつけてくれるだけでもいいことだと思うよ」とは、背広の世界の王、ソフトバンク・王球団会長だが、いかにもファンを大事にする、らしい言葉だ。
病気になっても闘うことをやめず、日々の懸命なリハビリで再起する。永遠のスーパースターONの姿に胸を打たれない人はいないだろう。王さんはソフトバンク球団会長という要職だけでなく、WBCに関するコミッショナー特別顧問、日本代表監督相談役として、昨年オフからフル回転している。
【WBC選手激励へ】
2月15日に宮崎に集結、16日から練習をスタートさせる、原監督率いるサムライジャパンの合宿視察には、王さんだけでなく、当然長嶋さんも駆けつけるだろう。昨年真夏の北京五輪直前の星野ジャパンのジャイアンツ球場合宿も視察、長嶋さんは直々に選手を激励している。今回は宮崎でONそろってツーショットの激励となれば、日本代表選手も感激するだろう。
北京五輪で日本代表・星野監督が負け、カリスマONの後継者にはなれなかった。偉大なONは永遠のスーパースターで、誰も足元に及ばない特別な存在だ。「ユニホームを脱いだから、背番号の89は、89歳まで元気で生きるという目標にしよう」と王さんは笑ったが、2人そろって100歳の大台まで元気でいてほしい。ファンの願いだろう。巨人監督時代に「初めての還暦ですから」と、長嶋さんは名語録を残しているが、2度目の還暦に挑戦してほしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000013-ykf-spo