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2009年01月17日(土) 09時45分

米株価、8年で2割下落=大恐慌以来最悪−ブッシュ政権時事通信

 【ニューヨーク16日時事】20日にオバマ次期大統領に主役の座を譲るブッシュ政権の8年間は激しい株価変動に見舞われた。最終的に、米株価指標のダウ工業株30種平均は2001年1月から8年間で20%超下落。歴代大統領では、大恐慌時のフーバー大統領(1929〜33年)に次ぐ大幅な下落率で、数字の上では市場から不信任を突き付けられて幕を閉じる。
 ブッシュ氏就任後、ダウ(終値ベース)はハイテクバブル崩壊と同時テロを経て、02年10月に7286.27ドルまで下落。その後、07年10月に1万4164.53ドルの史上最高値をつけるまで、ほぼ一貫して上昇を続けた。
 ところが、同年末に米経済はリセッション(景気後退)入り。低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題に加え、未曽有の金融危機で株価は急落した。昨年11月に8000ドルを割り込んだ後は、政権交代を待つ形で一進一退となっている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000044-jij-int