2009年01月17日(土) 16時11分
障害児の夢、宇宙へ…小型衛星に「手形」載せ打ち上げ(読売新聞)
障害を持つ子ども約260人の手形を載せた小型衛星「かがやき」が21日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで宇宙に飛び立つ。
縦横30センチ、高さ35センチの超小型の衛星だが、子どもたちの夢がいっぱい詰まっている。
小型衛星は情報システム会社「ソラン」(東京都港区)が東海大などの協力を得て、約1億3000万円を投じて開発。上空666キロ・メートルで、オーロラ撮影などの調査を終えた後、手形を印刷した1・2メートル四方の幕を開き、衛星から突き出たポールの先端にあるカメラで、地球を背景に撮影する。撮影は年内にも行われる見通しだ。
ソランが実施した慈善キャンプに参加して手形を押した東京都足立区の岡野将丈君(11)は「自分の手形がロケットで飛んでいくのが楽しみ」と期待する。将丈君は足が不自由で車いす生活だが、21日は家族で種子島を訪れて打ち上げを見守る予定だ。「子どもが打ち上げで何を感じるのか。きっと世界が広がると思う」と父親の勝哉さん(41)も楽しみにしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000036-yom-sci