尾道商工会議所は、尾道市内の昨年12月期の経済動向調査をまとめた。市内80社を対象にアンケートし、回答した59社のうち、景気が「良い」とした企業割合から「悪い」を引いた景況判断指数(DI)はマイナス37.3で、20023月の調査開始以来、最悪となった。
調査によると、景気が「良い」は8.5%にとどまり、「横ばい」「悪い」はともに45.8%と、経済不況を反映した結果となった。
業種別DIは、製造業全体がマイナス33.3で、昨年9月期の前回調査より17.5ポイントのダウン。このうち食品は同42.8、機械・金属製品は同75.0と悪化。造船・同関連は受注残などを背景に0.0だった。非製造業全体はマイナス39.0と9.7ポイント下降。ガソリンや原料の高騰を理由に運輸・サービス業は同58.3、小売業も同33.4と落ち込んだ。