広島カープの合同自主トレーニングが15日、廿日市市の大野屋内総合練習場で始まり、海外や沖縄で自主トレ中の選手を除く44選手が参加した。新広島市民球場が完成する今季は「クライマックスシリーズ(CS)進出」が合言葉。選手が集結し、ともに汗を流す姿はシーズンの幕開けが近いことを告げた。
今年初顔合わせの選手も多く、あちこちであいさつする光景があった。練習は約2時間のキャッチボール、ノックと軽めのメニューで終了。選手会長の倉義和捕手は「CSを目指し、力を合わせていきたい」と意気込みを口にした。
23年目の緒方孝市外野手は今年初めて、同練習場に姿を見せた。キャッチボールでは30メートル近く投げ、故障歴がある右ひじの順調さをアピールした。
チームは31日に1軍組が沖縄、2軍組が宮崎・日南へ入り、2月1日から春季キャンプがスタートする。
【写真説明】合同自主トレーニングが始まり、ノックを受ける緒方(手前)ら広島ナイン(撮影・山本誉)