記事登録
2009年01月16日(金) 22時28分

<被害者参加制度>23日に初の公判 東京地裁毎日新聞

 昨年12月に始まった被害者参加制度に基づき東京地裁は、傷害罪などに問われた飲食店従業員の男(21)の公判に被害者の参加を認め、23日に初公判を開くことを決めた。被害者が参加する初の公判になるとみられる。

 起訴状によると、男は昨年10月、東京・新宿の路上で50代の通行人男性に対し「一緒にいた仲間に肩が触れた」と言いがかりをつけて暴行したとされ、被害者の男性が公判への参加を申し出ていた。23日には、同地裁で開かれる自動車運転過失致死事件の公判でも、遺族2人が参加する予定。

 被害者参加制度は、殺人や傷害事件、交通死傷事故などが対象。公判で被害者が検察官の隣に座り、被告に直接質問したり、検察官とは別に量刑の意見を述べられる。【北村和巳】

【関連ニュース】
被害者参加制度:女性が辞退 北海道釧路の事故裁判
松本サリン事件:河野義行さんが妻と次女への給付金申請
虚偽告訴:ウソの被害申告で知人逮捕させる…容疑の男逮捕
オウム被害給付金:被害者らが申請 救済法施行受け
時効:見直しに関する勉強会設置を表明 森法相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000154-mai-soci