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2009年01月16日(金) 19時18分

「被害者参加制度」23日に適用1号 東京地裁、交通死亡事故で産経新聞

 昨年12月に始まった刑事裁判の被害者参加制度で、東京地裁は16日、男性会社員が死亡した事故で自動車運転過失致死罪に問われたトラック運転手(66)の公判に、遺族2人の参加を認めたと発表した。初公判は23日に開かれる。最高裁が把握しているケースでは最も早く開廷される見込み。

 地裁によると、参加するのは死亡した男性の妻と兄。昨年12月に許可決定が出た。

 事故は昨年8月1日、東京都千代田区で発生。トラックを運転中の運転手が交差点を右折した際に直進してきたバイクと衝突。バイクの会社員男性を死亡させたとされる。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000590-san-soci