2009年01月16日(金) 02時09分

＜詐欺＞容疑で市係長らを逮捕…架空工事計上　岐阜・中津川（毎日新聞）

　架空工事を計上して岐阜県中津川市から約８０万円をだまし取ったとして、同県警捜査２課と中津川署は１５日、同市建設課道路建設係長の原鋭匡容疑者（４４）＝同市苗木＝と、同市の元土木建設会社「美濃建設」の元役員、蒲保広容疑者（５７）＝同市中一色町＝を詐欺容疑で逮捕した。

　逮捕容疑は、２人は共謀して昨年９月下旬、原容疑者が架空の見積書や現場写真などを添付した予算執行伺書を作製、蒲容疑者の知り合いが経営する別の土木建設会社が施工したように装い、同１０月７日に中津川市からこの会社の銀行口座に約８０万円を振り込ませたとしている。

　中津川署によると、原容疑者は市発注の道路建設工事の事務を担当、蒲容疑者は土木建設会社の営業担当取締役だった。原容疑者は消費者金融に約５００万円の借金があり、架空発注の舞台となった会社がいったん蒲容疑者を通じて原容疑者に約８０万円を渡し、その後架空発注により市から同額を受け取っていたという。【山田尚弘】

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